2017年4月12日水曜日

論文の紹介

Hasegawa, K. online first. Displacement of native white-spotted charr by nonnative brown trout after resolution of habitat fragmentation by a migration barrier. Journal of  Fish Biology

堰堤に穴が開いて、そこから上流側にブラウンが侵入。残されていたアメマスを駆逐してしまった、という報告です。皮肉ながらたいへんキレイな結果が示されてしまいました。これも重要な事実なのですが、堰堤による外来種侵入阻止というのはなんとも危うい、ということを指摘できたのは大きいと思っています。本州の渓流では、堰堤よって放流魚の侵入から天然魚が守られているところもありますが、それも同様です。堰堤上流側の魚たちを守りたい場合は、堰堤が壊れてしまわないうちに、別の手をうった方がよいのではないでしょうか?

2017年3月18日土曜日

日光

生態学会に参加するための東京出張に合わせて、久しぶりに日光へ行ってきました。目的はセミナー聴講だったんですが、空いた時間に、というか、無理矢理空き時間を作って、以前暮らしていた今市地区(という言い方はあまりしないようですが)を訪れました。


現日光市は、あちこち合併したせいで、栃木県の左上1/4は全部日光市です。今市も以前は今市市だったそうな。

2013年に来た時は、ほとんど街並みは変わっていなかったのですが、今回は街のど真ん中に道の駅ができていたりして、けっこうビックリでした。街一番のスーパーも取り壊すとかで、どんどん変貌を遂げていきそうですね。とはいえ、変わらない人たちもいて、行きつけだったお店の夫妻は温かく迎えてくれました。突然の訪問をとても喜んでくれて、帰りにはお土産まで持たせてくれました。

今回は弾丸ツアーでしたが、今度またゆっくりと訪れたいものです。

2017年2月14日火曜日

整理整頓

プリントアウトした論文がたまってきたり、学会の講演要旨集や新しい本を買っていると、自分のブースが段々手狭になってきました。

ただ、これは明らかに自分が片づけを怠ってきたせい。。。たいした荷物もないくせに、あれやこれやをテキトーに置いていました。

そんなことで一念発起。

この前の週末に片づけを実行。本棚がガラッと空きました。これでまた、しばらく心置きなくガラクタをため込めます(苦笑)。

2017年1月26日木曜日

知らなかった。。。

テンポラル(temporal)という英単語について。自分のなかでは「経時的」というイメージが強いんですが、「一時的」という意味があることは知っていました。

テンポラリーだとtemporallyが時間的、temporaryが一時的。恥ずかしながら知りませんでした。これまで、誤解したり、自分が誤解を招いたこともきっとあったと思う。。。

2016年12月28日水曜日

師走

今月は何だか文字通り、走り回った気がします(自分は“師”というわけでもないのですが)。

10日と11日は年末の恒例、魚類系統研で久しぶりに苫小牧研究林を訪れました。

 
今年の12月は異例のドカ雪なのですが、この頃から大雪騒ぎが始まったように思います。冬の苫小牧はスカッと晴れる日が多くて気持ちいいですね。ただし、とっても寒いということを帰り際に車の窓の内側が凍っているのを見て思い出しました。
 
 
Hasegawa & Maekawa (2006) Journal of Fish Biologyで使った回転水槽も残っていました。
思い出の一品ですね。
 
 
それから、2日のインターバルを挟んで、宮古へ河川調査に行ってきました。
まだ、サケが産卵していました。
 
 
宮古ラーメンなるものがあると聞き、食べに行ってみました。
こういうあっさりとしたラーメン、自分の好みにどストライクです。おいしい。
 

ウグイが刺身用で売られていました。1パック150円程度で安い。ちょっと試してみたかったんですが、調理のしようがなかったので断念。道内ではどちらかというと嫌われ者ですが、川で釣ったやつをヌタにしたら(してもらったら)、おいしかったし、きっと何か食べ方があるのでしょう。


 
 
いわて花巻空港もこれで3度目です。帰りは強風で飛行機が止まりそうになり焦りました。
 
 
いや、今あなたのふるさとから帰って来たとこなんですけど。。。
 


 

と、ブログを書いていて思ったのですが、走り回ったのは今月のうち、ほんの1週間ほどでした。それほど濃密な1週間だった、ということでしょう。

では、よいお年を。

2016年11月21日月曜日

論文の紹介

ブラウントラウトに関する論文が少し前にweb上で公開されました。

Hasegawa, K., Mori, T. & Yamazaki, C. online first.
Density-dependent effects of non-native brown trout Salmo trutta on the species-area relationship in stream fish assemblages. Journal of Fish Biology.

外来種ブラウントラウトの影響について、単一の在来種に対してだけではなく、魚類相全体に対して考えてみました。予備解析的にチョロチョロっとグラフを描いてみて、「おぉ、これはおもしろい!」と思ってから何年経ったでしょうか。。。論文化されるまでずいぶんと時間がかかってしまいましたが、それだけ思い入れが強い一本となりました。

この一本は、一連のブラウントラウト研究の一つの大きな区切りとなったわけですが(終わりじゃないよ)、この論文を読んだある研究者からメールをもらい、新たな展開がありそうです。はてさて、どうなることやら。
 

2016年10月18日火曜日

風邪っぴき

今月上旬は、念願だったロシアはアムール川のサケ視察に行ってきました。


ハバロフスク空港着陸前、複雑に曲がりくねったり、枝分かれした川の様子を見ることができました。話には聞いていたけど、これはすごい。。。。


でっかい川をボートで2時間近く移動して山小屋へ行ったり、何もかも未体験なことばかりで刺激的な毎日でした。

サケの視察が目的だったとはいえ、やっぱり見慣れぬ魚種が見れると楽しい!
 
Phoenix属の魚。
 
 背びれが特徴的なグレーリング。


レノック。第一印象はブラウントラウト??それくらい見た目は似ている(と思う)。
 
小ぶりだけどアムールイトウ。日本のイトウと比べると黒い点々が少なく、鰭が赤っぽい。

たいへん楽しい旅だったんですが、はしゃぎ過ぎたせいか、風邪をお土産に頂いてきたようで先週一週間不調でした。ようやく快復。。。